1970年に母親から娘のドナにプレゼントされた。アメリカでは国民的なキャラクター「ラガディ・アン」をモデルにした人形。

イラスト2


ドナは大学生でアンジーというルームメイトと2人で暮らしていたが、人形が部屋にやってきてからおかしなことが起こりはじめる。
気が付くと人形の位置が変わっていたのだ。
決定的なのはソファの上に人形を置いて出かけたはずなのに帰って来たらベッドの上へ移動していたこと。
2人の友人であるルーは気味が悪いから燃やしてしまおうと提案するもドナとアンジーはルーをからかい、人形はそのままであった。

奇妙なことはエスカレートし、子供の書いたような字で紙にメッセージが書かれ始め、その中には「ルーを助けて」というメッセージもあった。

霊媒師に調べてもらうと、この土地に昔住んでいた「アナベル・ヒギンズ」という7歳の少女の霊が人形に憑りついているとわかった。
霊媒師によると人形に憑りついてる少女はドナとアンジーのそばにいたいと思っていると言い、2人は少女の霊をかわいそうに思い、人形はそのまま部屋に置いておいた。

友人のルーは毎晩のようにアナベル人形に首を絞められる悪夢を見るようになり、ある晩には夢とは思えないほどリアルな感触で目を覚ます。
後日にドナとアンジーのアパートに遊びに行くと、何かが動くような音が聞こえ、気になったので確認するとアナベル人形が部屋の隅に置いてあった。
人形に近づくと胸のあたりに激しい痛みを感じ、衣服には血がにじみ、確認すると獣のような爪痕が7つ残されていた。

この事件があってから有名な研究家を呼び、調べてもらうとアナベル人形に憑いているのは悪霊だとわかった。

現在は悪魔払いをし、「危険 絶対に開けるな」と書かれたガラスケースに厳重に保管されている。